2013年12月31日火曜日

2013総括編『金芽米の販売開始!』


12月20日から”里山の夢”の玄米を使った金芽米の販売を開始しました。
金芽米は東洋ライス株式会社が開発した新しい精米法のお米で、従来はヌカと一緒に取り除かれていた、「亜糊紛層(あこふんそう)と胚芽の基底部金芽(きんめ)」を残して、無洗米仕上げして作られたお米です。
金芽米の特徴は、
①おいしい!・・・・亜粉粉層を残すことでご飯の旨味や甘みがアップします。
②栄養たっぷり!・・・・亜粉粉層と金芽には脳に必要な栄養素「グルコース」、お腹の調子を整える「マルトース」「オリゴ糖」など、多くの健康糖質の他、ビタミンB1・E、食物繊維が多く含まれています。
③カロリーが減らせる!・・・・亜粉粉層がたっぷり水を吸収してふっくらご飯に仕上がり、約6~9%少ないお米で、これまでと同じ量のご飯が炊けます。
おいしく炊くコツは、①お米の計量(専用の計量カップ)で、②浸水は1時間程度、しっかり吸水させる。
ぜひ、お召し上がりください。

2013総括編『米コンテスト2年連続入賞!』


第3回大阪府民の”いっちゃんうまい”米コンテストの最終審査が、11月17日(日)に大阪市吹田市万博記念公園内にある、大阪ガスショールーム”DILIPA”で行われました。
最終審査に残った6点のお米を五ツ星マイスター5名と外部審査員3名が、炊飯したお米を食べて食味官能審査が行われ、今年の”いっちゃんうまい賞 総合最優秀賞”に茨城産のコシヒカリが選ばれました。
山内自治振興区米つくり研究会のお米は、昨年の”いっちゃんうまい賞”に引き続き、全国から出品された390点の中から「あきさかり」と「コシヒカリ」の2点が入賞しました。
竹肥料を使って栽培したお米の食味の良さが証明されました。今後ともさらにより善きを目指して努力していきます。

2013総括編『東京で米を売る!』

11月31日~12月1日の2日間、東京銀座にある「広島ブランドショップTAU」で”里山の夢”の試食販売を行いました。今回の企画は高野道の駅と一緒に「庄原フェアー」と銘打って市の商工観光課の計らいで実現したものです。
広島の魅力を発信するアンテナショップとして銀座にオープンしたお店で、TAUは「たう(届く)」という広島の方言を意味するそうです。
1階が特産品のショッピングフロアーとなっており、広島産の野菜・果物・牡蠣や海産加工品、スイーツなど、2階はお好み焼き、カープ・サンフレチェのグッツ、熊野筆、広島酒工房の売り場、3階は広島産の食材を使ったイタリアンレストランとなっています。
 

私たちは1階の入り口付近にコーナーを設けてもらい、高野のリンゴや加工品と一緒に”里山の夢”の試食販売を行いました。さすが銀座、お客さんが多く2日間で約400人の方におにぎりを試食していただきました。
竹肥料を使ったこだわり米とPRしながら食べていただくことができ、”美味しい”とのうれしい言葉をたくさんもらったことで、東京の人たちに合った味との自信を深くすることができました。
多くの方に美味しく食べていただける安心・安全なお米を目指して、今後も”里山の夢”の知名度アップのために頑張っていきます。

2013年11月11日月曜日

「山内ふるさと祭り」にぎやかに!!

 11月10日(日)曇り時々雨、山内小学校グランドをメイン会場に恒例の山内ふるさと祭りが行われた。
 グランド内には地元各地域から焼き鳥、焼きそばなどの出店、JA庄原、山内郵便局等も協賛している。
我らが「ブランド米里山の夢」販売コーナーもPRキャラクター”竹ぞうくん”と共に頑張りました。
 
顔見知りの人たちとの楽しい会話とともににぎやかに!!
 山内小学校の児童会が栽培したさつま芋のステックも美味しかった~よ。
 体育館では、農産物の品評会と競り市が行われました。
午後は芸能の時間、山内イクメン合唱隊による”山内自治会の歌”の初お披露目があり、会場全員で合唱しました。山内地区出身の山口さんの作詞・作曲で山内小学校歌とカープ応援歌を合わせたような元気のでる歌です。
そのあとのカラオケ大会も大盛り上がり!!

2013年10月14日月曜日

まっちゃんCMのモデルに?


10月11日の新聞紙面にパナソニックの炊飯ジャー「Wおどり炊き」のCMが載りましたが、なんと・・・・・モデルが私です!!
縁あって、我家の田んぼでCM撮影をしていただき、実際にこの優れもののジャーで「あきさかり」のお米を炊いて試食しました。
「あきさかり」の特徴であるもちもち感と甘み、一粒一粒がふわっとした、ええ食感で、「あきさかり」の美味しさがより引き立つ感じです。値段もいいですが、機能もバツグンです。
新聞掲載後、いろんな人から”とびっきりの笑顔がいいね~”と言っていただき、うれしいです。
パナソニックの担当者のみなさん、撮影スタッフの方々、ありがとうございました。

2013年9月13日金曜日

「里山の夢」米出荷検査始まる!!

 山内自治振興区では新規に食味分析計を導入しました。私たちの取り組んでいる竹肥料を使ったこだわりの米つくりでは、この「食味分析計」は必需品で①食味の仕分け、②品質管理、③営農指導に活用しています。
食味の分析は、米の中に含まれる”水分・タンパク・アミロース等”を計測し、食味値として表示されます。
一般的にタンパク・アミロースが低く、水分が高めの方が食味が良いとされていますが、タンパクの種類やミネラルなどの微量元素により、タンパク・アミロース・水分が同じでも食味が変わってくることがわかってきました。
この分析計の特徴は、サンプルに光を照射し、通過した波形を分析することで、人が食べた時の香り・味・口当たり・粘りなどの触感を食味感応試験評価の基準を基に、「炊飯し試食した評価」に近い食味値を表示します。
「里山の夢」として、出荷できる食味かどうかを判定し、合格した米だけを第2段階の等級検査にまわします。

 等級検査は、JA庄原山内低温農業倉庫で実施されます。

 山内自治振興区米つくり研究会の検査員のみなさんです。JA庄原の検査員と一緒に米品質の確認検査を行っています。
袋内の米を 抜き取り、水分値・整粒割合、被害粒などの確認を行い、等級を確定します。

最後に等級印を押印します。1等米のみを「里山の夢」として出荷します。

2013年9月9日月曜日

「里山の夢」本格的な稲刈りシーズンに!!


 殿垣内機械利用組合では、各個人でやっていた農作業を3年前から協同で行っています。
竹肥料で育てた「里山の夢」の稲刈りも好天時に3台のコンバインで一気に刈取りし、運搬、乾燥作業も8人のメンバーが日替わりで作業に当たります。
特に今年のような長雨の時は、刈取り適期に素早くやるのが米の品質を上げる要因の一つです。
まっちゃんも連日奮闘中です。

2013年9月6日金曜日

「里山の夢」特栽米の検査&試験圃場の生育調査

 8月30日に”安心!広島ブランド”特別栽培米の現地検査を広島県の担当部署が実施され、各圃場の栽培状況の確認が行われました。
私たち山内自治振興区米つくり研究会では、土づくりにこだわり美味しいお米を目指して竹肥料で育てた「里山の夢」の栽培をしています。
特に力を入れているのは、安心安全なお米を消費者の方々に届けるため、減農薬・減化学肥料に取り組んでいます。


昨年”大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト”で最優秀賞を獲得した新品種「あきさかり」の栽培試験を我家の圃場で行いました。
収穫を間近にし、広島県およびJA庄原の担当者による最終の現地生育調査が行われました。
市内10ヶ所の試験圃場の中でも、実の充実が他と比べてとても良いとの評価をいただきました。
竹肥料投入の効果が出ているようです。
調査地点の稲を刈り取り、穂の数や粒数および千粒重を調べ、本格導入の始まる来年度からの肥料設計等に利用されるようです。

2013年8月30日金曜日

第2弾「里山の夢」現地確認会を実施!!

 8月19日晴天、気温35℃、暑い~。
7月上旬に行った第1回現地確認会に続き、「里山の夢」栽培圃場の稲の生育状況を生産者と営農指導員、市担当者、JA担当者と一緒に調査を行いました。
7月上旬に草丈50~60㎝だった稲も、穂をつけ100㎝前後まで成長しています。今年は猛暑の影響で生長が5日程度早まっているようですが、生産者の皆さんも栽培管理には気を配っているようで順調のようです。
昼食は、今年販売する”新無洗米”の試食をしました。
この新しい方式による精米法は、栄養価と旨味のある亜糊粉層(玄米からヌカ層を少しずつ取り除き、白米の表面にある層)と胚芽を残すことにより、美味しく、ビタミンや食物繊維など栄養価の多いお米になります。
見た目も食べた感じも白米と同じで、玄米に相当する栄養価があることで生活習慣病の予防につながる健康的なお米です。今年収穫するお米を多くの消費者の方々に味わっていただきたいと思い頑張っています。

2013年8月18日日曜日

登熟期に”竹酢液”を散布!!

 出穂日(穂が40~50%出た時期)から10日~20日ごろが登熟期のピークに当たります。
光合成によって籾の中にデンプンが蓄積され、実が充実・熟成する大切な時期で、この登熟期の管理が品質を左右すると言われています。
私の栽培管理上のポイントは、① 出穂~開花~着果へ進む登熟中期までは、水をきらさないよう心掛ける。②最適登熟気温(日平均気温)は25℃といわれていますが、7月下旬~8月中旬の現在まで26~28℃で高温が続いています。夜の水の掛け流しなどで夜温を下げることがいいようです。③植物の生命と生長に必要なケイ酸・ミネラルを補給し、光合成の促進と代謝を促すため、天然の「珪酸塩白土(製品名リフレッシュ)」の700倍希釈液で葉面散布をします。④竹炭を焼くときにできる「竹酢」の500倍希釈液で病害虫防除を兼ねて葉面散布を行っています。
 

10アール当たり、約70リットルを夕方の涼しい時間帯に散布しています。今年も美味しいお米が収穫できますよう願いながら頑張っています。

2013年7月15日月曜日

”里山の夢”現地確認会を実施



 7月3日、8日の2日間、竹肥料を使い作付けした圃場の現地確認会を指導機関である庄原市農業振興課、農業指導員、JA庄原営農センター、広島県立大学の先生方と一緒に実施しました。
今年は生産者(30名)、栽培面積(17.3ha)ともに昨年の2倍以上に増えました。
作付け品種は、昨年米コンクールで優勝した”あきさかり”の栽培面積が10.5ha(61%)と全体の2/3を占める他、コシヒカリ5.6ha(32%)、その他品種が1.2ha(7%)の作付け状況となっています。
現地確認会では、各圃場ごとに「里山の夢」栽培圃場を示す看板を設置し、草丈、茎数、葉色、株間等を調査して生育状況を確認するとともに、来年以降の作付けに必要なデーターを収集しました。
 

2013年6月28日金曜日

今年も「除草機」活躍中!!


昨年購入した「除草機」が今年も活躍中です。
田植え後、15日~40日の間に雑草の状況に応じて除草機をかけるために田んぼに入りますが、一石四鳥の効果があると考えています。
①除草剤の使用を減らせる、②土中のガス抜き、③土中に空気の供給、④田んぼの中をまんべんなく歩くことで苗の生長・健康状態を確認できる。
1反(10アール)の除草作業に約90分かかります。25アールの田んぼで4時間30分、距離にして4㎞、歩数で約8000歩、なかなかの重労働ですが、やりきったときの充実感と夕食のビールがの美味しさがたまりません。
今年も”安心・安全で美味しい米”を作るぞ~

2013年6月23日日曜日

泥落とし会で”蕎麦打ち”やりました~

田植えも無事に終わり、殿垣内地区恒例の「泥落とし会」をやりました。
昨年我家で初めて栽培した”そば粉”を使っての蕎麦打ちですがうまくできるでしょうか。

 師匠昭吾兄貴の指導で、婦人会も初めての蕎麦打ちに挑戦しました。なかなかいい手つきですね~

 美味しそうな蕎麦が出来上がり、参加者からは”なかなかのもんだ”と絶賛の声が!!
 みんな楽しそうですね~
外は小雨でしたが、男料理の焼き肉・鮭・ホタテなどの焼き物が炭火で美味しそうです。
テントのブルーが空に見えて世界遺産に登録された”富士山”に見えませんか?

2013年6月22日土曜日

自家製ぼかし肥料の追肥&水稲苗の生長記録

 米ぬか、油かす、魚粉、カニ殻、海藻粉末を配合し、発酵熟成させたアミノ酸・ビタミン類を多く含む「自家製ぼかし肥料」を水稲の追肥として試験散布しました。
 散布時期は出穂予定日の50日前(化学肥料の場合は45日前ですが、有機は緩効性のため少し早め)に散布しました。散布量は品種により異なりますが、「あきさかり」で10アール当たり30kgと45㎏の2タイプで行いました。
 田植えから22日目(追肥散布2日前)の苗姿で、1株当たりの茎数5本、草丈30㎝、葉色3.5とやや細作りです。
田植えから37日目(追肥後12日目)の苗姿で、1株当たりの茎数16本、草丈50㎝、葉色5とこの時期としては最良の生長となってきました。