2011年3月29日火曜日

今年のナスは『こだわりの特別栽培農産物』!!

ナスは「安心!広島ブランド」特別栽培農産物の登録申請をし、50アールで栽培します。
化学肥料と農薬を通常栽培の50%以下で栽培するという基準なっています。
私の場合は、どちらもほとんど使わず、堆肥などの有機質肥料と竹酢液などで防除し、減農薬に取り組んでいます。
上の写真は『乳酸発酵した竹パウダー』を散布しているところです。
植床づくりは、有機質資材の投入をします。
米ヌカ、油粕、バーク堆肥、竹パウダー、モミガラくん炭を入れました。

ディスクローターで有機質資材をすき込みます。

2011年3月28日月曜日

手作りの橋ができました!!

ハウスからハウスへの移動がしやすいように、手作りの橋を作りました。
材料は隣家からいただいた電柱と、我家の古い廃材を使っています。
これまで移動するときは、溝を飛び越えたり、大周りをしていましたが、これからは便利になります。

竹パウダーが発酵!!野菜に散布

3月13日に作った竹パウダーが乳酸発酵し、ヨーグルトのような匂いがしています。
寒い時期でも密閉状態にしておけば、10日くらいで発酵します。
竹パウダーを野菜栽培に利用し、健康な野菜を育て美味しいものを作ろうと思います。

育苗中のナスのポットにも入れてみました。乳酸菌の力で元気な苗になれ~

秋植えのエンドウ・にんにく・玉ねぎ・ソラマメにも表面散布しました。
竹パウダーの効用として、土壌の環境改善による生育促進・病害虫の低減・食味の向上があります。
また、マルチ穴の雑草抑制や日射による高温障害も防げます。
これから大いに利用しようと考えています。

2011年3月25日金曜日

『米・野菜づくり』に役立つ愛読書!!


月刊「現代農業」の発刊元から『新版 イネの作業便利帳』が発売されました。
早速購入し、読んでいますが稲作りの基礎知識から失敗事例などわかりやすく解説されており、とても参考になります。
「稲作は毎年が一年生」と言われます。私も十年目を迎え、過去の体験や失敗を振り返りながら、今年はこうやってみようと新しい取り組みを頭に描いています。


しょうばらの農産物『野菜・花と加工入門』が庄原市の営農指導員さんたちのご尽力で、先日出来上がりました。
本日市役所の担当課でいただくことができ、少し目を通うして見ましたが、庄原市の気候などを考慮した作付け体系でまとめられており、貴重な参考書となりそうです。

2011年3月23日水曜日

水稲育苗用のハウス整備できたぞ~

2週間前から、ぼちぼちやっていたハウスの整地作業ですが、鍬を使っての手作業で大変苦労しましたが、昨日終了しました。
このハウスは一昨年の秋に建てたものです。今年から水稲の育苗をすることにし、他家の苗も請け合っていることもあり、設備を整えることにしました。


防草シートを前面に張り、幅6m、長さ37メートルの育苗施設が完成しました。

2011年3月22日火曜日

地域の歴史に学ぶ『中世~江戸時代』

3月21日に第15回地域アカデミー講座『庄原地域の戦国・江戸時代を考える』の講演が地元の山内自治振興センターで行われました。
県北の歴史を研究されている広島大学院文学研究科の本多先生・中山先生から興味深い話をたくさん聞かせていただきました。
本多先生は『備北北部の戦国時代史』ということで、山内氏の居城があるこの地域の領主を中心に安芸の毛利氏や出雲の領主たちとの婚姻などを通じた関係やたたら製鉄を中心とした経済活動など、地域支配を行った諸領主たちの動向について、お話を伺いました。
私の家から2kmの所に山内氏の居城『甲山城』があり、秋には「甲山城祭」と「狼煙リレー」のイベントが行われています。

中山先生からは『江戸時代の恵蘇郡の百姓世界』というテーマで、江戸時代の農民の生活ぶりなどを面白おかしく紹介していただきました。
現在の庄原市域は当時備後の国恵蘇郡に属しており、民力の薄い、難渋の郡とのイメージがあったようです。代官として赴任した『頼杏坪(頼山陽のおじ)』がこの地の農耕や鉄山産業などの振興に大きくかかわたこと。
また、庄屋の古文書などから百姓の暮らしぶりが表れているところを資料を示して説明していただきました。その中に、殿垣内村(現殿垣内町:私の住所)の百姓たちの借財の話がありました。当時は米の出来高の半分は年貢として納めていたようで、何かと苦労も多かったようです。
今回の講演を通して、地域の歴史を認識すると共に先人たちの生きざま・苦労を知りました。

2011年3月19日土曜日

早出し『ナス』完全復活!!

1月に種まきした『ナス』が一時すべての苗が枯れかけましたが、手当の甲斐があって完全復活しました。現在大きいもので20cm以上になります。
3月1日に種まきした苗ですが、2~3cmに順調に成長しています。


昨年の米食味鑑定コンクールで出会った『綜合ミネラル宝素』を購入しました。
この製品は一般のミネラル資材と比べて価格は高いのですが、純度の高いミネラル成分を含んでおり、①根の発育促進②病害に対する抵抗性を高める③食味を良くする等の効果が実証されている。
土作り肥料として、米・野菜に施肥しようと考えています。
今回、ナスの育苗に使いました。

2011年3月18日金曜日

竹パウダー米!!今年の計画を協議

昨日は、山内自治振興区において今年2回目の協議会を行いました。
営農指導員の若山先生、JA庄原三河営農センター長に出席してもらい、①作付け面積・品種の確認、②土壌診断に基づき肥料設計、③田植時期、④安心広島ブランド特別栽培米申請について協議を行いました。
竹肥料を使った作付けは3.63ヘクタール、品種はコシヒカリ・どんとこい・ヒカリ新世紀・ミルキークイーン・ヒメノモチの5品種となります。
土壌診断は初めてのことで、これまでやったことがありませんでした。自分の田んぼの土壌状態がよくわかり、なるほどと感心してしまいました。
不足要素は何で補うか協議をしアドバイスを受けました。
田植時期は、食味を考慮し出来るだけ遅くすること、追肥も控えることにしました。
最後に節減農薬・有機栽培の特別栽培米の広島県認可を受けるため、申請書を作成することになり、基準をクリアーできるよう、農薬と化学肥料を控え計画を立てました。
いよいよ春の準備が始まります。
『がんばるぞ~』

2011年3月16日水曜日

春なのに雪?

早朝から降り出した雪で我家の辺りで10cm積もりました。

最近春めいて大きくなりだした『にんにく』も寒そ~です。

転作作物で牧草を植える。

昨年『エゴマ』を栽培した圃場に牧草を20アール植えることにしました。
写真の『やまのうちコンポ』を3月上旬に基肥として300kg散布しました。
『やまのうちコンポ』は私たちの地域で汚泥循環型肥料としてリサイクルされているものです。地域の人なら申し込みをして無料で年に数回もらうことができます。
木材チップを入れたコンポスト肥料で匂いも少なく、粒状なので機械散布もでき便利です。

イタリアンライグラス』は稲科の牧草で暑さにも寒さにも強く、病害虫にも強いのでよく栽培される品種です。
昨年も別な圃場で3月下旬種まきしましたが、インターネットで調べたら、10月に種まきするのが標準のようです。やはり、春まきでは成長もいまひとつのような気がしています。

牧草を植える目的は、①野菜の連作障害の防止・・・・・稲科の作物を植えることで連作による病害虫や収量減を回避する。②耕畜連携・・・・・水稲や野菜栽培農家の堆肥利用と畜産農家の牧草確保を連携させる。
耕畜連携では補助金も出るので有り難いです。

2011年3月14日月曜日

集落ぐるみで『竹パウダーづくり』に挑戦!!

昨日は好天の中、殿垣内集落の40代~70代の有志9名で、竹林の伐採・整備と竹パウダーづくりに取り組みました。
切り倒した竹は人力で運び出しますが、足場も悪く傾斜地の上り坂もあり、なかなかの重労働です。

竹粉砕機で竹を粉状に粉砕しますが、孟宗竹なので肉厚でたっぷりの竹粉ができます。

粉砕した竹は、ビニール袋に入れて持ち帰ります。

作業の合間の憩いのひとときです。
竹パウダーづくりは私以外の8名は初体験ですが、チームワークよく順調に作業が進みました。
 
出来上がった竹パウダーは各自が持ち帰りますが、1袋40kg~50kgと持ち上げるのも一苦労です。
袋に入れて密閉後、10日くらいで乳酸発酵し、ヨーグルトのような匂いがするようになります。
畑や田んぼに入れて美味しい野菜や米づくりに利用します。全部で140袋の大量生産でした。

2011年3月8日火曜日

夏野菜「ナス」の苗作り第二弾!!

ひさびさの投稿です。この時期は農業の話題も少なくしばらくご無沙汰してしまいました。
ところで、今年は早出しナスを計画し、1月21日に種まきしましたが、育苗管理がうまく行かず、葉っぱが萎縮したり、枯れた状態になりました。(2月23日投稿
高温多湿が原因か?よくわからないのですが、新しいポットに植えかえ、回復を試みました。
現在、写真のように新しい枝葉ができ、品種によりバラツキはあるものの、何とか元気になりつつあります。


補足の苗を作るため、3月1日に種まきしたものが今日の段階で80%発芽しました。
発芽をそろえる方法もわかってきました。今日届いた「現代農業4月号」の記事に冷春・激夏の異常気象対策には、直播より育苗による良質の苗作りとありました。直播が常識的な野菜でも、育苗で行った方が生育・収穫に良いようです。
寒い時期に育苗するのは、なかなか難しく成長も遅いと思います。我家の場合、ナスの苗作りは3月上旬種まきがいいと実感しました。1月からの育苗で電熱マットの電気代も結構かかってるかも?