2013年4月1日月曜日

水稲健苗づくりPart1(塩水選~温湯消毒~低温浸種)

 我家の塩水選で使用する塩は天然の海水塩を使います。

 塩水選とは、塩水に種モミを入れ浮いた未熟なモミや病害虫被害モミを取り除き、沈んだ良好なモミとを選別するものです。
塩水の作り方は、うるち米の場合水60ℓに塩12kg(比重1:1.13生卵が水面に浮く程度の濃度)を入れます。選別後はモミ袋に種モミを4kg程度づつ入れ、すみやかに真水で洗い風乾します。

今年購入した「温湯消毒器」です。
昨年は、大きな釜で湯を沸かし60℃に調整するのに苦労しました。今年は作業がスムーズにできそうです。

8kgの種モミを60℃の温湯で10分間消毒(初期の病害虫予防)します。以前はモミ消毒用の農薬を使用していましたが、この手法が確立してから減農薬栽培の取組みが前進しました。

温水から取り上げてから、すみやかに水に浸け揉むようにモミ袋の中までしっかり冷やします。
【健苗づくりのポイント1】浸種の際、植物の生育に欠かせない苦土・マンガン・ホウ素などの微量要素を含む「エコグリーン液」を500倍希釈して使用します。
【健苗づくりのポイント2】慣行では13℃で7~10日行うところを、我家では昨年から始めた冷水浸種で水温10℃以下で15日程度行います。冷害・干ばつ・猛暑などの自然環境への対応能力が高まるといわれています。

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