2012年1月31日火曜日

キクイモ(菊芋)は糖尿病予防・ダイエットに効果あり!!

昨年春に植えつけた「キクイモ」を掘ってみました。本来の収穫時期は11月ごろなのですが、土中保存のため残しておいたものです。 栽培方法はいたって簡単で、堆肥などの肥料を施した畑に3月~4月種イモ(産直市などで食用に売っているものでOK)を株間50cm、深さ5~6cmで植え付けます。草丈が2m以上に成長しますので、畑の隅に植えるのがいいかと思います。また、病害虫にも強いので無農薬でOKです。
写真のように大きい塊から小さいのまでたくさんの芋をつけています。ところで、キクイモには「血糖値を下げる性質」があることがわかっています。また、主成分の「イヌリン」が腸内のビフィズス菌などの善玉菌の餌となり善玉菌を増やし悪玉菌を減らす効果や、脂肪を包み込んで脂肪の吸収を妨げる効果があるので、ダイエットにも最適な食べ物といえます。料理法はいろいろあるみたいで、「かき揚げ、わかめサラダ、きんぴら」などなど、私もメタボな体重を7キロ減量し、標準体重にしようと奮闘中です。キクイモの効果を期待しています。

2012年1月26日木曜日

田んぼの中に後鳥羽上皇の古墳?

今朝は、この冬一番の冷え込みとなり、氷点下6℃でした。ところで我家から100mのところに「目隠し塚(まがくしのつか)」別名「玉かくしのつか」と言われる円墳が田んぼの中にあります。

大きさは、高さ4.5m、周囲54mの塚ですが、鎌倉時代初期(西暦1221年)承久の乱で敗れた後鳥羽上皇が隠岐の島(島根県)に流される時、この地を通ったそうです。その時、近くの黒木御所にしばらく滞在されたのですが、それを住民に見えないようにするため、一夜にして築かれたとの言い伝えがあります。

この塚も子供の頃は格好の遊び場で、結構高いな~と感じてました。ところで、今年から塚のある田んぼを近所から借りて米作りをすることになりました。昨年秋に排水改良のよけ溝をショベルで掘ったのですが、塚の接する部分は機械で掘ることができませんでした。今日は冬仕事として、スコップで排水処理の手溝掘りです。(手掘りは結構きついのですが・・・・・。これも良いお米を作るための百姓の大事な仕事です。)

2012年1月24日火曜日

竹肥料の「作り方」と「効果」・「使い方」

竹には豊富なアミノ酸とミネラル成分等が多く含まれています。若竹の節々に白い粉をつける時がありますが、これは吸収したミネラルが表面に現れたものです。

今年で、竹パウダーを使った「竹肥料」での米・野菜の栽培が3年目を向えます。良食味の美味しい米づくりに取り組んでいる「山内竹肥料研究会」のメンバーで、米栽培に使う竹パウダーづくりを行い、2日間で約16トン作ることができました。


木材破砕機で竹を粉砕・削ってパウダー状の竹粉を製造します。作業効率を上げて作るため、多少粗めの竹パウダーで作っています。

竹を削るチッパー部分の交換を使用20時間くらいで行います。硬い孟宗竹を削るため、刃の消耗も激しいようです。

竹肥料を半熟の牛堆肥と、1対1で配合し、4か月間かけて発酵させ完熟肥料にします。写真手前は、製造したばかりの竹パウダーと、後ろは牛堆肥を混合したものです。数日すると湯気が出るほどの発酵が始まります。

《家庭で出来る竹の乳酸発酵》新鮮な竹粉をビニールに入れ密封する。嫌気状態で乳酸発酵が進み、20日~30日程度で甘いワインのような香がします。

《乳酸菌の作物への効果》①殺菌・抗菌効果により病害虫が減る。②土中の微生物が活性化し、土の団粒効果がある。③根が活性化し、ミネラルの吸収を促進する。④作物の甘味・旨みが増す。

《竹肥料の使い方》私たちが行っている利用法は、野菜の場合、10アール当たり50~100kgを表面散布または表層10cm程度の浅耕で鋤き込む。水稲の場合は、基肥として10アール当たり牛堆肥混合の竹肥料を1トン鋤き込む。今年は追肥として、50~100kgを散布する計画です。(地域に普及させるために、少量で効果のある方法を模索中です。)

竹肥料の散布実験!うまくいくかな~

竹パウダーで作った「竹肥料」を、動力散布機を使って追肥散布の実験を行いました。今年の米作りでは、追肥にも竹肥料を使う計画をしていますが、肥料の形による、散布量、散布飛距離、散布の難易度などを調べ実用化を目指しています。




肥料の形は、写真上から①生の竹パウダー、②乾燥させた竹パウダー、③ペレット型の竹パウダーの3種類で実験しました。





散布実験の結果は、①生の竹パウダーは、湿気で詰まってうまく散布できない。②乾燥した竹パウダーは、散布は可能であるが、飛距離10m程度で散布量もスムーズとはいかず効率がやや悪い。
③ペレット型は飛距離20m程度可能であり、散布量も多く作業効率が良い。ただし、今回使用したペレットの大きさが最大8mm程度あり、散布効率を上げるためには、最大4mmぐらいにする必要がありそうです。将来的には、ペレット製造機の購入も検討したい。

2012年1月16日月曜日

新春展示会でいいもの見つけた!!

12日~15日に行われた新春農機具展示会に行ってきました。特に購入しようと思うものもなかったのですが・・・・・。
最新のトラクターで後輪がキャタピラ型。従来の他社で出しているものより、操縦性の良さが売りのようです。「こんなのがあれば、作業が楽だろうな~」
今年、機械組合で購入予定のもみ乾燥機、もみコンテナ、もみ擦り機です。稲刈り前の8月に導入しますが、共同でやる稲刈り~乾燥・出荷も楽しみです。



今年、本格的に米の無農薬栽培に取り組みます。除草剤を使わない方法として、チェーン除草や手取り除草を昨年やってみましたが、なかなか大変でした。展示会でみつけた動力式除草機をオプションを
付けて現品価格ということで安くしてもらい、購入することにしました。 新型のヒモ式草刈り刃、従来の1本ヒモでなく、2本になっていることで、刈り取り能力がアップし、太めの草も刈れます。市販のヒモを折って差し込むだけ、2,500円と手ごろな器具です。


しろかき用整地板です。しろかきの均平度合いが雑草の生え具合に大きく影響しますので、これで土移動や均平作業をやればいいな~。移動に便利な三つ折り式が近々でるそうです。

2012年1月9日月曜日

殿垣内地区の「新年会」と「とんど祭」賑やかに!!



1月8日に殿垣内地区の新年会をやりました。毎年、消防団出初式の慰労と地区住民の顔合わせを兼ねてやっていますが、24戸の小集落にもかかわらず、大勢集まって賑やかですネ。今年は若い人の参加が多く話に花が咲いてました。
新年会も一段落したところで、「とんど祭」の始まりです。今年の火付け役は還暦を迎える年男の昌秀さんが行いました。見事に一発着火!

好天に恵まれ、農道に人の輪ができました。



昇り竜のごとく、勢いの良い炎が空に向って上がっています。心棒の竹が倒れた方角の家に赤ちゃんが生まれると言ってますが、今年はどっちだ~。どうやら「ま~くんち」に二人目が誕生しそうです。頑張ってください。

竹で作った手作りの杯で飲む日本酒はまた格別です。

2時間後?よく覚えてないのですが、燃えてご覧のように良いおき(炭火)ができました。この後、モチや魚を焼いたり、竹の筒で日本酒を沸かして飲みます。一年間無病息災の効果があると言われていますので、これを食べてみんな元気でがんばりましょう~
「さば」と「ほっけ」を食べましたが、炭火焼はおいしいですよ。



ぜんざいに焼いた餅をいれ、皆でいただきました。我家の娘たちや孫(集会所の中にいます)も一緒に「とんど」を楽しむことができたのが良かったです。

「とんど祭」の準備やりました~

私の住んでいる殿垣内地区では、毎年「とんど祭」をやっています。前日の1月7日に有志9名で竹の切り出しから組み立てまで7時間かけてつくりました。上の写真は近くの竹林から切り出した竹を集めているところです。


中心になる竹をショベルで立ち上げ、四方を支えて安定させます。そして中心部に廃材で井桁のように囲炉裏部分を作ります。

囲炉裏の周辺に燃えやすい枯れた木やたきぎの束を入れていきます。


その周辺に竹を差し込んだり、立てかけて形を整え、ワラで編んだ縄を使い周囲を縛り出来上がりです。気のせいでしょうか?毎年少しづつ大きくなっている気がします。

「とんど」を作り上げた有志一同です。ご苦労さんと言うことで前夜祭といいながら飲み会の始まりだ~

2012年1月2日月曜日

新年、夢をめざして気持ち新たに!!

元旦の早朝、庄原の丑寅神社に、コロンビアから里帰り中の娘と孫をつれて初詣しました。
昨年は多くの方にブログを見て頂きありがとうございました。おかげさまで月平均980件のアクセスがありました。今年もいろんな情報が提供できればと思っていますので、よろしくお願い致します。



元旦は雪もなく、穏やかな日の出を迎えましたが、一転2日の朝には2時間でこんなに真っ白になってしまいました。でも、雪景色もいいものですネ。

専業農家となって5年目を迎える私ですが、更にこだわりの美味しい・安心・安全な米づくり、野菜づくりに頑張ります。特に、今年は無農薬のハデ干し米に挑戦したいと考えています。食味にこだわり、米コンクールでの入賞を目指して努力します。