2012年3月30日金曜日

ナスの種まき~発芽まで

今年のナスの栽培は、小ナスの「竜馬」に絞って取り組むことにしました。販売方法はナスの漬物として夢さくらなどの農産物直売所に出します。

昨年までは、市販の種まき培土を購入してポットに種まきしていましたが、近くの山から採取してきた腐葉土を使いました。

腐葉土にボカシ有機肥料と天然ミネラルを混ぜ、化学肥料なしのポット用培土を作りました。

前日から水を含ませたガーゼに種を入れ、水分を吸わせた種子をポットに播種します。(軽く指で穴を開け種を入れて土で被覆します)

灌水用に天然植物ミネラルを混ぜた水を育苗ポットにかけ、発根・光合成を促します。

伝熱マットにポットを並べ、シルバーシート・毛布・ブルーシートをかけて、昼30℃夜20℃と温度差をつけて保温します。(発芽するまでは光は必要ないです)
播種から7日後、1~2cmの芽(90%発芽)が出ています。発芽後は寒冷紗などで覆って、やわらかい光で慣らしていきます。(いきなり強い光では芽が委縮してしまいます)


近所でいただいた廃材のハウス部品を使って、ミニハウスを作り育苗をすることにしました。かがんで入らないと頭がつかえてしまいます。

2012年3月28日水曜日

種子消毒は無農薬の「温湯消毒」で!!

温湯消毒は、まず湯を沸かすことから始めます。

4kg前後のモミ袋を、60℃のお湯で10分間(58℃の場合は15分間)漬け込みます。これで病原菌を殺菌することができます。注意点は、時間の経過とともにお湯が冷めてくるので、足し湯をして温度を保ちます。また、モミをもむようにして中まで温度を通すことが大切です。
モミ袋を引き上げたら、速やかに水で冷まします。(もむようにして袋の中まで十分に冷やす。)

水槽に温湯消毒が済んだモミを漬け込みます。我家の場合10~20日くらい浸潤させ、モミが透き通るくらいになるのが目安です。

2012年3月26日月曜日

水稲の種もみを塩水選で選別しました。

我家の塩水選は、海水から採った無精製の「天然塩」を使用します。

塩水濃度は、もち米で比重1:0.8(水60ℓに対し塩10.2kg)、うるち米では比重1:1.13(水60ℓに対し塩12kg)で行います。種子に適さない未熟米などが水面に浮きます。


浮いたモミを取り除き、底に溜まった種子を種もみとして使います。

モミ袋に4kgぐらいずつ入れ、真水で水洗いしたのち陰干しをします。

2012年3月24日土曜日

地域で竹林の整備と竹パウダーの活用やってます。

先日、殿垣内自治会で計画していた竹林の整備と竹パウダーづくりを行いました。昨年に引き続いての作業でそれぞれの役割どころを手際よくやってもらいました。



竹の伐採→運搬→竹の粉砕(竹破砕機)→竹パウダーの袋づめの作業を9名のメンバーで手分けしてやりました。どのポジションも結構な力仕事で夕方にはヘトヘトになりました。

出来上がった袋づめの竹パウダーを各自18袋づつ軽トラで持ち帰りました。早めに作業を終えて集会所で打ち上げの飲み会だ~


竹パウダーの活用法は、田んぼに入れて米の食味向上や美味しい野菜作りに利用しています。生竹はビニール袋で密閉状態にしておくと、約1カ月で乳酸発酵し、土壌の微生物環境が改善するようです。人間の腸内環境みたい?また、生ゴミの中に入れておくと、分解が進み悪臭がなくなります。


2012年3月23日金曜日

竹パウダーの商品化?

三次グランドホテルで行われた「第12回みよし産学官連携セミナー パワーアップ経営講演会」に参加しました。民間企業、県立広島大学、三次市が連携して新しい技術・商品開発に取り組んだ実践例の発表がありました。その中で、『竹粉を利用した飼料・肥料の製造・販売』について興味深く聞かせていただきました。
先日、鳥取県の米子市に農業資材の調達に行った時、南部町のドライブインで竹粉製品を見つけました。私たちが作って水稲や野菜に使っている竹パウダーと同じものを乾燥させて、袋詰めしたものです。
特性として、「マルチ抑制効果・旨味が増す」と袋に書いてありました。
乳酸発酵を利用して、漬物もできます。竹粉の効果・利用法はたくさんあり、山内竹パウダー研究会で商品化を検討していければいいな~と思ってます。

2012年3月14日水曜日

『赤米シンポジュウム』京都大会に参加!!

3月13日に京都府与謝野町で行われた第26回『赤米シンポジュウム』京都大会に参加してきました。北は北海道から南は福岡まで全国から約50名の古代米の生産者等が参加し、研修や情報交換を行いました。最初に、天の橋立の近くにある元伊勢籠神社の第82代宮司海部光彦氏による「赤米新嘗祭と式年遷宮について」と題して、米作り発祥の地といわれる丹後地方の稲作と神事の関わりについてお話をいただきました。


つづいて、唐木田清雄先生から「赤米黒米の国々を訪ねて」と題して、中国雲南省・ベトナム・ミャンマー等の東南アジアを中心に米探訪の旅をされたお話をたのしく聞かせていただきました。


上の写真は東南アジアを旅された写真を展示されていました。


そのあと交流会として、2班に分かれて「炉端懇談会」が行われ、それぞれの取り組みや情報交換をさせていただきました。私の参加の目的である田んぼアートと古代もち作りに関して、多くの情報と人を知ることができ、有意義な研修になりました。来年度、山内地区で田んぼアートを行い都市住民との交流を計る計画です。


参加者の方が商品として作られた「古代米(赤米・黒米)」の玄米です。これを1合当たり5~10g入れてご飯を炊くと赤飯のような色合いになります。そのほかにも、古代米を使ったうどんやお酒もありました。