2012年6月30日土曜日

竹肥料ペレットの追肥散布

 出穂45日前に竹肥料ペレット(堆肥:竹パウダーの比率1:1)を1反当り80kg散布しました。
散布は 写真の動力散布機で行いましたが、ペレットのサイズが3~20mmと大きめなため、出が悪く時間がかかりました。(サイズは5mm程度がよい)
なお、飛距離は20mで短辺の両サイドから全体に散布が可能です。
写真は散布後の状況です。

2012年6月27日水曜日

無農薬・無化学肥料で『への字栽培』

 田植後20日経過したコシヒカリの苗姿です。育苗段階から無肥料で育てた苗は、有肥料で育てた苗と比べて、草丈(23cm)・株数(4~8本)とも少なく、ひ弱な感じです。
『への字栽培』は基肥なしで、出穂45日前に追肥を与えます。ですから、この時期は非常にさみしい苗姿ということになります。
除草機使用後に、有機質肥料として『発酵鶏ふん』のペレット散布で追肥を行いました。

2012年6月15日金曜日

黒大豆の多収穫栽培法は?

6月10日  播種から10日目、黒大豆が発芽しました。

6月13日 苗の主根を手で1cm程に切ります。定植は茎の部分を地中にしっかり入れて土で戻します。(直播ではなく苗仕立てにし、根を切り、茎の部分に不定根を増やすことで、多肥料での栽培が可能となります。)
昨年、現代農業で知った「多収穫法」を実践してみました。結果として、例年より丈夫な株に生長し、収量も多かったです。
試してみる価値あり!!

2012年6月10日日曜日

動力除草機・・・・・活躍中!!『効果は一石四鳥』

 一般的な慣行栽培では2~3回の除草剤散布で、雑草の駆除を行います。私たちの行っている減農薬の特別栽培米では除草剤を半分以下に減らすため、いろいろな工夫をしています。
その一つとして、動力除草機を昨年秋に購入し、今年が初運転となりました。
 この除草機はエンジン付きの自走式で、約10kgぐらいと軽量なため、持ち運びや田んぼの中での運転がとても楽な構造になっています。
除草機の効果は、①除草、②ガス抜き、③酸素の供給、④田んぼ全体を歩くことで苗の生長や健康状態を確認できる。
除草機をかけた後の苗は、色目も良くなり生き生きとしてきます。
田植え後、苗の分けつが始まり、しっかり根付いた15日目ぐらいを目途に、この機械を使った1回目の除草作業を行っています。
作業性は水位が3cmくらいが一番良いように思います。15cmくらいまでの雑草なら機械で鋤き込みます。
作業能力は1反(1000m2)当り約1.5時間ほどかかりますが、除草効果や作業性はいいですね~。

2012年6月6日水曜日

息子夫婦二人乗りで田植・・・・たのしそう~

我家の田植もこの田んぼで終わりです。初めて田植え機に乗る嫁に教える息子ですが、出来栄えはなかなかいいようです。
緊張したとのことですが、『たのしそうでいいですね~』

無農薬・無化学肥料栽培に初挑戦!!

 左は無肥料の苗、右は有肥料の苗です。色の違いがわかりますか?
無肥料の方が色が薄いです。
 無肥料苗ですが、健苗に育って見事な根が張っています。
 ここまでは生長の違いはほとんどないようです。田んぼに植えてから無肥料の方が「活着のよさ」や「病害虫被害」に対する抵抗力が高いと言われています。
 田植前に、病害虫予防のため箱苗農薬を使うのが一般的ですが、無農薬栽培では「竹酢液」の50倍希釈水を使いました。(私の場合1箱約1リットル散布)
【後からの反省】竹酢の希釈倍率ですが、100倍より濃い過ぎると苗を痛めてしまうとの報告あり、今回は苗にとってキツかったかな~。初期成長が遅かったのはその影響かも?
いよいよ無農薬・無化学肥料田の田植です。坪40株植えにするため4条植えの1条を抜いて植えました。
粗植うえにすることで、1株の「根張りが良くなる」ことや太陽の光が十分当り「光合成が良くなる」などの利点があります。
倒伏防止や食味向上に向けた取り組みの始まりです。こうご期待を・・・・・・

2012年6月4日月曜日

古代米の田植やりました!!


 古代米(黒米の一種、紫黒米)の種子を友人からもらい、播種したものです。
播種後26日目の苗ですが、コシヒカリよりも草丈が長く、葉先が紫色をしています。
古代米栽培の目的の一つに、来年『田んぼアート』を地域で企画中で、苗作りや古代米の特性を知るために試験的に植えてみました。
 コシヒカリを植えた田んぼの角地を利用して、田植機の使えない約70m2に手植えで田植をしました。『30kgぐらいの収量があればいいですね~』
田植終了しました。
古代米の栽培での注意点は、①籾消毒は「熱湯消毒」、②種まきは荒目(密植すると病気になりやすい)、③基肥は少なめ(古代米は肥料分の吸収力が強い)、④田植は尺間植え(30cm角)で粗植にし、病気を予防、⑤農薬は極力使わない、⑥他の品種の米と混じり合わないよう注意する(隣接圃場との境につい立をした)、⑦刈取適期のタイミング(色素が薄れてしまったりする品種もある)
特に、開花・受粉の時期に一般のお米と交配しないよう配慮がいります。(古代米は晩生種がほとんどで問題ないと思いますが、近くに晩生種の一般のお米がある場合は注意してください。)

2012年6月2日土曜日

三次であった『田んぼアート』の田植を見学!!

 6月2日に三次市上川立町、県道37号線沿いの田んぼで行われた『田んぼアート』の田植を見学に行きました。約1反(1000m2)の水田に『平清盛』をテーマにした絵柄で描かれるそうです。


約100人の参加者が一斉に田んぼに入り、昔ながらの手植えで行われました。9種類の赤米などの古代米を使って、絵柄のテープを目印に植付けし色合いを出します。(今は苗で色は同じようですが、秋に穂や葉の色で絵が浮き出てきます。)
山内自治振興区では、竹肥料を使った安心・安全で美味しい米のキャンペーンで、『田んぼアート』を企画中です。今日の見学に関係者3名で来ましたが、来年に向けて大変有意義な見学になりました。アート農家の玉井さんありがとうございました。